アクセシビリティを向上させるソフト
ソース http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080709/310426/
日本IBMは2008年7月8日、ユーザー同士が協力し合ってWebページのアクセシビリティを向上させるソフト「ソーシャル・アクセシビリティー・コラボレーション・ソフトウェア」と、Webサイト「ソーシャル・アクセシビリティー・プロジェクト」を公開した。Webサイトを使ってアクセシビリティ上問題のあるページの情報を集め、それを見たユーザーが問題を補うための情報を付与していく仕組みだ。同社の東京基礎研究所が開発した。
このシステムでは、視覚障害者向けの音声読み上げソフト用追加ツールと、修正に参加するユーザー(サポートユーザー)向けのブラウザー用拡張ツールを用意する。音声読み上げソフトを使ってアクセスしたWebページで、「画像が貼られているようだがどんな画像か分からない」などの問題を発見した場合、視覚障害者は簡単な操作でソーシャル・アクセシビリティー・プロジェクトのサーバーに報告する。それを見たサポートユーザーは拡張ツールを使って問題を調査し、「写真注釈:夕日に映える富士山」などの情報を付与してサーバーに送信する。次に視覚障害者が同じページにアクセスすると、新たに付加された情報が自動的に読み込まれ、スムーズにページの内容を把握できるようになる。
ソーシャル・アクセシビリティー・プロジェクトのWebサイトでは、投稿数や修正数のランキングを表示。アクセシビリティに関する話し合いの場も提供する。